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震災の風評被害とお茶 2011年5月30日

春先に起きた東日本大震災から二ヶ月半が経ち、季節は夏へと向かっています。震災の復興は、テレビや新聞報道を見る限り、あまり進んでいないような気がします。それより、福島第一原発の事故処理が進まず、未だに安定していないのがとても心配です。今月の半ばには、神奈川の足柄のお茶や、千葉県、茨城県のお茶から基準値以上の放射性物質が検出され、生産停止になってしまいました。静岡県の茶葉からは基準値を下回りましたが、放射性物質が確認されました。震災当時、まさか静岡県まで放射性物質が飛来することはないと思っていましたが、実際には飛んできた事が判り、多くの農家の人に衝撃を与えました。500Kmも離れた原発の放射性物質が影響するとは、夢にも思っていませんでした。それ故、今回の事故は大きな影響を与えています。
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実際の放射性物質の値は基準値以下ですが、微量でも検出されたということで、多くのお客様から、心配の電話やメールを頂きました。それだけ、皆さんは放射性物質に敏感になっているのだと思いました。また、風評被害もあるようです。風評被害に対しては、こちらがいくら安全性を強調しても、理解して頂けない点がありますので、ある程度の時間がかかるのかもしれません。そのためにも、一日も早く福島第一原発が安定してくれることを願うばかりです。



マキちゃん 静岡から、お茶に関する情報や、日々思っていることを綴ったコラムです。仕事をしながら 思いついたことや、日常の事を書いています。

産地から生の声を発信できたらと思っています。読んでいただいて、少しでもお茶について関心を持っていただけたら、うれしいです。

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