立春から約1ヶ月が経とうとしています。あと2ヶ月弱で八十八夜になります。茶業界では、次第に新茶に向けての準備が進められています。しかし、新茶で盛り上がるのは、茶業界だけという傾向が数字の上からも表れています。といいますのは、一般家庭の緑茶購入量統計で、新茶が発売されます5月の購入量が、昨年はすごく低かったということがわかっています。茶業界にとって、新茶時期であります5月にお茶が売れないのは、本当に深刻な事態になっています。
今では、ハウス栽培のおかげで、果物や野菜は1年中食卓にあがり、旬を頂くという感覚がなくなってしまいました。お茶は、ハウス栽培がありませんが、保存技術の向上で1年中品質を落とさずに、おいしいお茶を皆様にお届けすることが出来るようになりました。その影響もありまして、新茶という季節感がなくなってしまったのかもしれません。これから新茶シーズンを迎えるにあたって、業界が一丸のなり、新茶をアピールしていく必要があると思っています。当店でも、ホームページを通じて、茶園の様子をリアルタイムでお伝えすることで、お茶の生命力を感じて頂けたらと思っています。
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