昨年のサブプライム問題から金融不安が始まり、特にここ一ヶ月は急速な円高も進み国内景気も悪くなってきました。昔から、茶業界は景気に左右されない業種と言われてきました。景気の良いときは、コーヒーを飲んでいた人が、景気が悪くなると単価の安いお茶を飲みますから、景気が悪くなっても茶業界には影響が少ない、と言うことらしいです。でも、これは昔の話で、現代では通用しなくなり、不景気の波は茶業界にも迫っています。
最近、景気が悪くなってきて節約をしようとする人が多くなり、外食を減らして家庭で料理を楽しむ人が多くなるということです。物価高になっても、お米の値段はそんなに騰がっていません。そのためお米関係の料理ということで、カレールーの売り上げが伸びているそうです。お米といえば、お茶です。コンビニでペットボトルのお茶を買う値段で、家族して美味しい急須でいれたお茶を楽しむことが出来ます。景気の良いときは、便利さや簡単さが求められてきたと思います。しかし、景気が悪くなったことで、一手間かけて経費を節約することになり、それがかえって家族団らんに結びついていくのではないかと感じました。
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