10月も中旬なり、朝晩は涼しさも感じられるようになりました。今年の夏は異常までの暑さと、厳しい残暑でした。でも、10月に入りますと秋らしい天気になってきました。お茶は、4月の終わりから5月のはじめに摘み取られます。その時のお茶は、新茶として皆様に味わって頂きました。新茶の時は、お茶のみずみずしい味と香りを楽しんで頂いたと思います。新茶には新茶のおいしさがありますが、今の夏を超えた今のお茶は、熟成した味を楽しんで頂くことが出来ると思います。夏を超えることで、お茶の味に深みが加わり、まろやかな味になります。香りは、ふくよかな香りになってきます。
お茶は製品になった時から変化を始めています。保存方法が悪いですと、品質が落ちることもあります。でも、お茶専用の冷蔵庫で保管をしますと、お茶の味がまろやかになり、新茶とは違った味を楽しんで頂くことが出来ます。また、今の時期は気温がだんだんと涼しくなり、温かな飲み物が恋しくなってきます。環境が変化することで、味覚が変化し、さらにお茶が熟成してさらに美味しく感じられるようになると思います。日本には四季があり、その時々の変化を楽しめる日本はすばらし国だと思います。
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