来月、川根本町(旧本川根町)で全国お茶まつりが行われます。いままで静岡県で全国お茶まつりが何回も行われてきましたが、今回初めて川根の山間部で行われます。現在、山間部の茶業は元気がなくなっています。山間部の茶園は、急傾斜の場所が多く非効率的になっています。さらに、過疎化も進み農家の高齢化も問題になっています。こうした山間地の茶業を元気づけようと、川根本町で全国お茶まつりが行われることになりました。
茶業の場合、お茶を生産する団体と、流通・販売の団体とが異なっていて、あまり交流がありません。今回の全国お茶まつりというのは生産団体が主催するイベントです。指導する上部行政機関が、お茶の生産は農水省、流通・販売は経済産業省と別れているのも問題になってます。茶業界は現在、リーフ茶の消費減少という大きな問題に直面しています。どのようにリーフ茶の消費拡大をしていくかという大きな問題に対して、生産、流通、販売という垣根を越えていかなければ、今後の茶業界の発展はないと思っています。
|