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お茶の生産地と個性 2005年10月28日

当社のある牧之原台地は静岡県内でも最大規模の茶園を有する場所です。平坦な台地で、標高が150m〜200mあり、水はけも良いですし、お茶を作るには最適な場所です。それに、お茶造りには欠かせない土の質にも恵まれています。その上、平坦な茶園は作業効率向上にも貢献しています。最近ではほとんどの農家が乗用茶摘み機を導入して、効率よく茶摘みを行っています。

でも、広大な茶園は良いことばかりではありません。というのは、広大な茶園からは個性的なお茶造りが難しいということです。お茶は嗜好品です。そのため、画一的なお茶を造っていては、いずれ飽きられてしまいます。そのため、最近では一番普及している「やぶ北茶」以外の品種を植えようという試みも行われるようになってきました。しかし、お茶は、苗木を植えてから収穫出来るまで約5年かかります。その間は収入がゼロになってしまいます。リスクを冒してまで新しい品種を導入するか、あるいはいまあるやぶ北で安定収入を得るのか、難しい選択です。しかし、新しいことにチャレンジをしていきませんと、いずれジリ貧になってしまうことは目に見えています。



マキちゃん 静岡から、お茶に関する情報や、日々思っていることを綴ったコラムです。仕事をしながら 思いついたことや、日常の事を書いています。

産地から生の声を発信できたらと思っています。読んでいただいて、少しでもお茶について関心を持っていただけたら、うれしいです。

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