この時期になると、茶園の冬支度が終わります。お茶の樹は耐寒性があります。静岡のような温暖な地では、冬でも雪が降ることもなく、そのままの状態でも冬を越すことが出来ます。しかし、茶園の根元にワラをひいてあげると、翌年のお茶の生育が大きく違ってきます。お茶の樹も寒さから守ってあげることが、大事なことだと分かります。
また、ワラは有機肥料としても最適です。半年もするとワラが分解して肥料となります。ワラをひくことで土が活性化してきます。この時期、ある程度寒くなることも必要です。暖かくなると、もう春が来たのかとお茶の樹が勘違いして、活動を始めることがあるからです。冬はある程度寒く、お茶の樹がゆっくりと休めるようになるのが最適です。何事も、休眠期というのは必要なことです。
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