環境にやさしいお茶造り |
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茶園に施された肥料は、地下にしみ込んで、お茶の根から吸収され、それがおいしいお茶を造る原動力となります。しかし、施した肥料すべてが、茶の樹に吸収されるということはありません。吸収されなかった肥料は、地下水にしみ込み、下流の川や公共用水源を汚染してしまいます。 肥料には、堆肥などの有機肥料と、科学的に合成された化学肥料があります。両方とも、もともと茶園にあったものではありません。たとえ有機肥料でも、その土地にないものを施せば環境を破壊したことになってしまいます。特に、化学肥料は能率的に効くように造られています。そのため、過剰に肥料をやることは、そのまま環境破壊につながってしまいます。 現在、環境省は年間茶園に施すことが出来る肥料の総量を定めています。10アール当たり、窒素54Kg、リン酸18Kg、カリ27Kgと定められました。これ以上の肥料を施すことは出来なくなっています。そのため、いかに効率よく肥料を施すかが、美味しいお茶造りのカギになってきました。 お茶の知識に戻る |
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