水中写真入門

●水中での露出

●適正露出とは

露出とは、フィルム面に一定の光量をを当てて、フィルムに記録させることを言います。フィルム面に当てる光量が多い状態を「オーバー」と言い「白っぽい」写真になります。また、逆に光量が足りない状態を「アンダー」と言い「暗っぽい」写真になります。適正露出とは、一般的にちょうど良い濃度で表現出来ている写真の事を言います。しかし、写真は創作物ですので、自分のイメージに合わせて露出を変えます。カメラマンのイメージした通りに撮影されていれば、その人にとってはそれが適正露出だと思います。

●露出を決める3要素

1.フィルムの感度
シャッタースピード露出の関係露出の基本となるのがフィルムの感度です。フィルムのパッケージに印刷してあるISO/100とかISO/50というのが感度を表している数字です。この数字が大きくなるほど、高感度のフィルムです。ISOの数字が大きい高感度フィルムの方が、暗い場所でも撮影が出来るのですが、高感度になればなるほど画質は低下してしまいます。一般的にISO/100クラスのフィルムを使う場合が多いようです。

2.絞り
絞りとは、レンズに入ってくる光の通り道を調整するものです。数字が大きくなるほど通り道は狭くなります。レンズに入ってくる光を1/2にするには通り道の面積を1/2にしなくはいけません。そこで平方根の値を使います。つまり光の光量を1/2するには、光の通り道(面積)を1/√2=1/1.4にしなくてはいけないのです。そこで分母だけを取ってf1.4と表示するわけです。同様に√2=f2、√4=f4、√8=f2.8・・・・と表示されます。

3.シャッタースピード
フィルムに当たる光の時間の事を言います。時間ですので秒の単位を使います。絞りは、光の通る道の調整でしたが、シャッタースピードは光の通る時間の調整です。光の通る時間を1/2にするには時間も1/2にします。同様に2の二乗で大きくなり、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128・・・・となっていきます。しかし、便宜上1/16は1/15、1/32は1/30、1/64は1/60、1/128は1/125と表示しています。

●シャッタースピードと絞りの関係

右の図は、シャッースピードと絞りの関係を表した図です。赤い線を引いた(f2.8と1/250)(f5.6と1/30)(f11と1/8)の3通りの組み合わせはすべて同じ露出になります。この中でどの組み合わせを選ぶかは、その場の状況やカメラマンの意図によって違ってきます。前のピントのページで説明したように、絞りを絞るほどピントの合う範囲が広くなります(被写界深度が深い)。しかし、絞りを絞ればそれだけシャッタースピードは遅くなり、手ブレの危険性が増えてきます。

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