水中写真入門

●種類別撮影方法

今までの基礎知識のまとめとして、種類別の撮影方法を具体的に書いていきます。以下に書く撮影方法は一般的な方法ですので、人それぞれに撮影方法があると思います。最終的には自分のオリジナルの目的にあった撮影方法を見つけることが大切だと思います。

●マクロ写真の撮影方法
マクロ写真の場合は、ストロボ光を主光源とした撮影がほとんどです。マクロ撮影の場合はTTL自動調光が可能ですので、最初のうちはTTL調光を活用した方が、簡単にかつきれいな写真が撮れると思います。TTL調光に飽き足らなくなったら、マニュアル発光で自分なりの表現方法を見つけて下さい。

1.撮影したい被写体を見つけたら最適なアングルを見つけます。
2.ストロボのモードをTTL、カメラの撮影モードをマニュアルモードにします。
3.絞り適正露出で説明したように、被写体までの距離を考えて、最大の絞りよりも小さな値にします。だいたいf11〜f16程度にします。
4.シャッタースピードは、ストロボ光が主光源ということで関係ないので手ブレが起きない1/60〜1/125程度にあわせます。ただ、マクロといってもバックを青く出したい場合には、次に説明するワイド撮影のように自然光で露出のあう範囲で決定します。
5.ピントをマニュアルであわせてシャッターを切ります。

ワイド撮影●ワイド写真の撮影方法
ワイド写真は基本的に自然光がメインにします。ストロボはあくまでも近距離の被写体のオリジナルの色を再現するという目的で使用します。ワイド写真は全体に占める被写体の割合が少ないためにTTL調光では適正露出を得ることは難しいです。
そのため、ストロボをマニュアル発光をさせて、被写体までの距離にあわせてカメラの絞りを決定させます。具体的には右の説明のように、ワイドの場合は被写体をストロボ光で露出を取り、バックは自然光で露出を取ります。適正露出で説明したように、ストロボ光の露出はカメラの絞りで決まり、自然光の露出は絞りとシャッタースピードで決まります。さらに、マニュアル発光の露出は絞りで決まるわけですが、それは被写体までの距離で決まります。

1.
撮影したい被写体を見つけたら最適なアングルを見つけます。
2.ストロボのモードをマニュアル(SB−105の場合は1/4発光)、カメラのモードを絞り優先モードもしくはマニュアルモードにします。
3.被写体までの距離に応じてカメラの絞りを決定します。その絞りでカメラの内蔵の露出計で背景の露出を測り、それに応じたシャッタースピードを決定します。絞り優先モードなら、絞りに応じて自動的にシャッタースピードを決めてくれます。マニュアルの場合は手動でシャッタースピードを決めます。
4.ピントをオートフォーカスもしくはマニュアルフォーカスであわせてシャッターを切ります。
上のワイド撮影で説明した方法は、日中シンクロ、スローシンクロと呼ばれる手法です。背景の自然光の露出にあわせて、それでいて被写体をストロボで撮影するというものです。陸上では、夜景を写しながらその前の人物もストロボで照らして写すという手法と同じです。

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