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お茶の値段の低下と茶園の荒廃 2013年10月15日

今年最後の秋冬番茶の摘み取りも終わりました。お茶農家は、お茶の葉っぱを売って生計を立てています。茶農家は、地域の共同茶工場に加盟して、そこにお茶の葉っぱを持ち込んでいます。お茶農家の手取りは、お茶の葉っぱ単価と収量によって決まります。収量はほぼ茶園の面積に比例しますので、収益を上げようとすれば自然とお茶単価が高くないと収益は上がりません。でもここ数年、お茶単価は低下傾向にあります。特に一昨年の震災以来、静岡茶離れが進んで、お茶単価が低迷しています。

茶農家の収益低下と共に、お茶農家の高齢化が深刻化していて、茶園の手入れが出来ない耕作放棄茶園が増えています。一度茶園を荒らしてしまいますと、元の状態に戻すことはほぼ不可能になってしまいます。また、耕作放棄茶園が周囲にありますと、そこから病害虫が発生して、回りの茶園にも迷惑をかけるようになってしまいます。自然環境の保持のためにも、手入れの行き届いた茶園を守っていくことは大事なことです。そのためにも、お茶の価格の維持と、茶園も守っていく担い手の育成がこれからの茶業界の大きな課題になっています。



マキちゃん 静岡から、お茶に関する情報や、日々思っていることを綴ったコラムです。仕事をしながら 思いついたことや、日常の事を書いています。

産地から生の声を発信できたらと思っています。読んでいただいて、少しでもお茶について関心を持っていただけたら、うれしいです。

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