3月に入って、あと1ヶ月もしますと茶園に新茶の新芽が伸びてきます。これから4月初めにかけては茶園にとって一番大切な時期になります。それは、新芽が成長する時に、十分な栄養を取り込めるかどうかで、新茶の品質が左右されるからです。そのためにも、穏やかな春が待ち遠しくなってきます。また、これからの季節は遅霜にも注意が必要です。現在は防霜ファンが完備されていますので、ある程度の遅霜は防ぐことが出来ます。でも、気温が0度近くまで下がりますと、新芽が凍ってしまいます。そうならないためにも、これからの天候が気になります。
また、最近の円安で燃料価格が上がっています。お茶の製造には、重油とプロパンガス を多く使います。生の茶葉を蒸すボイラーにも、お茶の乾燥にも多くの燃料が必要です。そのため、燃料費が上がりますとお茶の製造コストも上がってしまいます。円安で景気が良くなって、たくさんのお茶が売れてくれればと思っています。どちらにしても、あと2ヶ月で八十八夜がやってきます。皆様に、美味しい新茶をお届けできるように、これから精一杯準備を進めていきたいと思っています。
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