3月の桜の開花が、例年より5日〜7日早かったですので、お茶の摘み取りも例年より早いとお茶関係者は誰もが思っていました。でも、自然環境というのは人間の思っているようには進んでくれませんでした。4月の低温で新芽の成長は遅くなり、結果的には平年よりも遅い摘み取りになってしまいました。
うちの近所で40年以上お茶にたずさわっている長老も、今年みたいなお茶は初めてだと言っていました。それぐらい、お茶にとっても人間にとっても試練の年だったのかもしれません。自然環境に左右されない茶園を造っていけばいいのですが、お茶は自然の中で育つもの。まったく影響を受けずにというわけには行きません。でも、多少の異常気象にはビクともしない、元気のある茶園を造っていきたいと思っています。
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