先週末は温暖な静岡でも雪が降りました。最近は地球温暖化の影響か、静岡では雪が降ることも少なくなりました。久しぶりに雪がお茶の樹の上に積もって、墨絵のようなきれいな雪景色でした。お茶の樹に雪が積もって悪影響があるのでは、と思う人もいるかと思いますが、これぐらいの雪はかえってお茶の樹にとっては好都合でした。
というのは、いままで乾燥気味だった茶園に潤いを与えてくれましたし、雪はゆっくり溶けるのでゆっくりと地面にしみこんでくれます。これはぼくの考えですが、雪には雨にはない不思議な力があるのではないかと思っています。ミネラル分が多いのかもしれません。お米のおいしい産地は、豪雪地帯と一致しています。雪が降ることで、土に栄養が行き渡るのかもしれません。どちらにしても、今回の雪は、人間には寒かったですが、お茶の樹にとってはありがたい天の恵みだったようです。
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