今までは、静岡茶が70%入っていれば「静岡茶」として販売することが出来ました。でも、消費者団体の猛反発で来年度からは静岡産のお茶が100%入っていなければ「静岡茶」として販売出来ないことになりました。やっと、当たり前のことが当たり前の表示になりました。ここまで対応が遅れたのは、茶業界の古い体質があったのだと思います。
静岡は、全国の生産量の約半分ですが、流通量は7〜8割程度だといわれています。全国の茶生産地から静岡にお茶が集まって、それが全国へ出荷されていきます。静岡は生産地でもあるし、流通拠点でもあるわけです。
そのため、静岡へ集まったお茶は静岡茶として売った方が便宜性があったわけです。これは、流通側の便利性だけで、消費者にとってはデメリットでしかありません。
当店で販売しているお茶は、地元のお茶だけですので何も言わなくても静岡茶100%です。でも、今回の産地表示問題から、積極的に書かないといけないのは寂しいことです。
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