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お茶の生産地 2003年9月18日

静岡県内には、有名な茶産地があります。当社のある「牧之原」、大井川上流の「川根茶」、静岡市山間部の「本山茶」などです。それぞれのお茶の産地は、その土地と気候風土によって特色あるお茶を造っています。当社のある牧之原は平坦な台地の上に茶畑が広がる静岡県内でも一番の生産量を誇る所です。平坦な所ですので、日の出から日の入りまで太陽がサンサンと茶の樹に降り注ぎます。そのため、お茶の葉は肉厚になります。果樹などの実のなる植物は太陽が当たることで、甘みを増しますが、お茶の葉は肉厚になりすぎると、渋みが増してしまいます。

そこで考えられたのが「深蒸し茶」という製造方法です。お茶の葉を長時間蒸すことによって、肉厚の葉を柔らかくして、お茶本来の甘みを引き出します。今まで弱点だった渋みを、「深蒸し茶」という製造方法で長所に変えたわけです。川根などの山間部は、山の斜面に茶畑があるので、日照時間は限られています。そのため、お茶の葉は薄くなります。そのため、従来通りの製茶方法で仕上げられています。葉が薄ので、針のようなお茶が出来るわけです。

日照時間が短いから川根茶は一番美味しい、という評論家の人もいます。しかし、牧之原のように日照時間が長くてお茶の葉に力のあるお茶も捨てがたいと思います。ワイン産地のフランスでは、地方によってそれぞれのファンがいます。日本でも、その土地のお茶にファンがいてもおかしくないと思います。その土地にあった、最良のお茶を造ることが一番大切な事だと思っています。



マキちゃん 静岡から、お茶に関する情報や、日々思っていることを綴ったコラムです。仕事をしながら 思いついたことや、日常の事を書いています。

産地から生の声を発信できたらと思っています。読んでいただいて、少しでもお茶について関心を持っていただけたら、うれしいです。

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